検索
  • Kunizane Kaneda

(敷居が高い?)注文打ちについて



ここ数年、大変嬉しいことにSNS上で現代刀工へのお守り刀の注文打ちに関する話題を時々お見掛けするようになりました。

またコロナで大変な時期にも関わらず、僕のところにもお守り刀の製作についてご連絡を頂く事が時折ございます。


注文打ち、つまりお守り刀のオーダーメイドですがどうにも『敷居が高い』と思われる方も多く居られる様ですので今回は刀に触れた事のない方にもわかり易い様に説明させて頂こうかな~と思います。



当鍛刀場の場合、注文打ちの大まかな流れは以下のようになります。



①メール等でご連絡を頂く

まずはお気軽にメール等でご連絡ください。

ご連絡を頂いてすぐに受注→製作!ではありませんので、僕の作品の値段の話やどういった作風が得意かなどのご質問等でもかまいません。


因みに作品の値段のお話ですが直接ご依頼頂いた場合、現在は長いもので150万円前後、短いもので90万円前後、短刀で60万円前後です。

白鞘、鎺(基本は金着二重)、研ぎ代が含まれます。(長さや形状などで多少変わってきます)


当ウェブサイトのギャラリーにて過去の作品やその参考価格等を載せてありますのでよろしければ御覧ください。また、平成27年以降の日本美術刀剣保存協会主催の『現代刀職展(新作名刀展)』に毎年出品しておりますので、図録で写真をご覧頂けます。


その上で製作をご依頼頂けることになれば、ご依頼主様の手にしたい刀のイメージやご予算をお伝え頂ければ僕の方からも『その金額でしたらこういったものが作れます』とご案内させて頂きます。



②正式に製作のご依頼

ご依頼主様の持つお守り刀のイメージやご予算が僕の作風や作品の値段とマッチするようであれば、正式に製作のご依頼となります。

製作期間はよりご依頼主様の理想に近いものをお手元にお届けしたいという想いもあり、約1年とさせて頂いております。


大変長い間お待たせしてしまう事になりますので、製作の途中途中でその時点での製作状況を写真付きでご報告させて頂きます。

(僕の鍛冶場の方に来て頂き、製作途中のお守り刀を直接ご覧頂くことも可能です。現在はコロナ禍の中ということもあり中々難しいですが・・・。)



③作品の完成

お守り刀が研ぎ上がり、銘を切る段階になればまたご依頼主様と一緒に銘を考えさせて頂きます。お守り刀に託したい想いや座右の銘などをお教えください。

その後銘を切り、登録が済めばご依頼主様のお手元にお届けとなります。


ざっくりですがだいたいこんな流れになります。



現代では本来の武器としての役割をほぼほぼ終え、しかしながらその代わりに持つ人の誇りや心の支えとしての役割を頂いた日本刀ですが、その存在は今まで刀に触れる機会の無かった方々にとっては非日常的なものでしょう。

値段、手入れ、触れ方、その他所持に関するあれこれもご存知無い方がほとんどです。


そんな現代で刀を作っている『刀鍛冶』という職人に特別なイメージ↓


例:山奥に住んでいる(確かに僕は山村に住んでますけど)

  髪も髭もモジャモジャで(散髪代がないorその人の好みでしょう多分)

  頑固で(頭が固いだけでしょう多分)

  和食しか食べない(齢80近い僕の親方の朝食はパンらしいです。あとカレーが好き。)


を持たれている方も多い様ですが作っているものが刀というだけの同じ現代人です。


あまり気負わずに、『なぁ兄ちゃん、刀欲しいんだけどいくらくらい?』とお尋ね頂き、その上でご自身の愛刀を持ちたいと思って頂ければ喜んで製作をさせて頂きます。


またご不明点などがございましたらコメントやメッセージを頂ければお答えさせていただきますのでお気軽にどうぞ~。



國真

閲覧数:4,607回0件のコメント

最新記事

すべて表示